呼吸のワークショップ
7月の三連休(7/14~16)に呼吸のことを学びましょう!
ロルフィングとオステオパシーの概念に共通する呼吸の理解を、どのようにIMACの可動域評価方法を用いて評価できるか、そしていかに改善していけるかを共有していきます。健康な体は、呼吸と共に全身が協調しながら動いています!1日に20000回近くも行なっている呼吸を整えることで、セミナーの後も変化が続いていくでしょう!
ロルフィングでは中心軸の周囲で体のバランスをとり、各体節が地面に対して水平、そして軸に対して垂直である状態に近づけていきます。呼吸に関わる大切な横隔膜も、その水平膜の一つで胸郭と体のバランスに大きく関わっています。
IMACでは、制限がある部位を可動域から効率的に判別することができます。闇雲に体にアプローチするのではなく、呼吸に関わる筋群やバランスの崩れをどのように可動域を通して評価し、考えていけば良いかをこのワークショップでは学んでいきます。
まず初日は、呼吸時の胸郭の動きを評価します。肩や股関節の可動域から胸郭周辺の制限を判別して表層筋膜・筋群のバランスを整えていくことで、呼吸が入りやすい状態にしていきます。
2日目は、横隔膜と周辺内臓の動きに深く関係する横隔神経と迷走神経に焦点をあてていき、頭蓋底と頚部のバランスを整えていきます。頭頚部から胸骨までの繋がりを自由にしたあとに、胸骨・横隔膜から恥骨までの繋がりを三層に分けて探求していきます。普段見落とされがちな、胸骨を中心とした体の前のスペースを開いていきましょう!
最終日には、横隔膜によって分けられている胸腔と腹腔の主な臓器である心臓・肝臓と横隔膜の関係性を見ていきます。また、最後に骨盤底膜まで呼吸と共に動いているか確認し、頭部・胸郭上部・胸郭下部・骨盤の四つの水平面の状態を確認していきます。
三日間を通して各体節を呼吸機能という視点から評価し、実際に改善していくことで呼吸がしやすい体を手に入れましょう!
セミナー内容詳細
1日目
呼吸時の胸郭上部・下部の吸気・呼気制限評価法
胸郭上部周囲筋へのアプローチ
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大胸筋、鎖骨下筋、前鋸筋上部、小胸筋の評価法とアプローチ
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肩甲挙筋、大小菱形筋、上後鋸筋の評価法とアプローチ
胸郭下部周囲筋へのアプローチ
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広背筋、腰方形筋、腸肋筋の評価法とアプローチ
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外腹斜筋・内腹斜筋の評価法とアプローチ
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下後鋸筋の評価法とアプローチ
胸郭内へのアプローチ
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外肋間筋、内肋間筋、傍胸骨肋間筋、胸横筋の評価ほうとアプローチ
2日目
横隔膜に関係する神経周辺へのアプローチ
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横隔神経・迷走神経の走行
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胸鎖乳突筋・僧帽筋・舌骨上下筋群・斜角筋の評価法とアプローチ
頭部から胸骨の繋がり
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側頭骨・後頭骨→胸鎖乳突筋→胸骨前面
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側頭骨→舌骨→胸骨後面
横隔膜から恥骨・腹部への繋がり
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表層:横隔膜周囲→胸骨→腹直筋・白線→恥骨
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中間層:横隔膜→肝鎌状靭帯→正中臍ヒダ→恥骨
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深層:横隔膜脚→大腰筋・腰方形筋・弓状靭帯→股関節・腸骨綾
3日目
横隔膜と臓器の関係
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横隔膜と肝臓・心臓との関係。
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横隔膜を通る臓器・脈管との関係。
各水平面の重要性
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小脳テント
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胸郭入口
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横隔膜
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骨盤底筋
骨盤底筋
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内転筋の評価法
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外旋6筋の評価法
小脳テント
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小後頭直筋と硬膜の繋がり
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蝶形骨・篩骨と大脳鎌
2日間で学んだことの復習・統合
場所:TEN
日時:7月14日〜16日 9:00~18:00
参加費:¥64,800
参加資格:体に興味がある方なら誰でもOKです!皆さんの参加をお待ちしております!