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執筆者の写真Hiroki Sato, MS, ATC, CR

Ed’s workshop

更新日:2019年7月2日


昨日まで長野県上田市の山奥にある女神山ライフセンターという所でワークショップに通訳として参加していました。エド・モーピン博士という、ロルフィング創始者のアイダ・ロルフ博士から直接ロルフィングを学び、ロルフィングの10シリーズについて教科書を書いている先生のワークショップです。彼のワークショップの通訳をさせて頂くのは今年で6年目になりますが、毎回素晴らしいワークショップ、そして学びの場を提供してくれます。

エドのワークショップは、私が普段伝えたいと思っている神髄の所を的確に伝えてくれます。その内容は頭で学ぶ内容ではなく、身体からコア(いわゆるフィットネス界のコアではなく、身体の中心軸という意味での概念的コア)と繋がっていくプロセスです。外側の層、スリーブは日常の中で様々な信念を持っていたり文化的適応を強いられていて、その中でエゴを構築していきます。そして、身体で感じてありのままの世界に「ある」かわりに、自分で作り上げた世界で「する」ことにばかり目が向いてしまうのです。殆どの人がその状態なので、それを少しずつ開いていくプロセスがこのワークショップ、そしてエドが教えてくれるロルフィングだと私は思っています。このプロセスは残念ながら「頭」で理解していても全く意味がなく、コアを体感してはじめて本当の理解が得られます。身体が開いていき、ライン(軸)と重力場が一致した時の感覚は何とも表現しがたい素敵な感覚です。

エドが自身の本の中で引用しているウィリアム・ブレイクの詩がそれを表しています。


"If the doors of perception were cleared everything would appear to man as it is, infinite. "


「もし知覚の扉が開かれていたら、全てのものが有りの儘、人に映し出されるだろう。それは無限である。 」


今年も参加者に恵まれ、毎日本当に楽しかったです。日常の慌ただしさから離れ、自然の中で日に日に自分の身体が変化していくのを感じ、グループ全体も変化していくプロセスは本当に素晴らしい経験でした。今年も一つ、身体の理解が深まるお土産をもらう事ができました。毎年自分の成長を感じ、理解が深まって来ているのと自分が向かっている方向が間違っていないと再認識させてくれます。心から笑って泣いた5日間、また明日からのワークに繋がってくると思います!


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