アメリカ奮闘記


今回のアメリカ滞在は色々ありました。移動距離も長かったのですが、それよりも事件で疲れました。

メインはオレゴン州とマサチューセッツ州で行われたオステオパシーセミナーの通訳です。間が5日ぐらいあったので、その間はフロリダ州の友人を訪ねていました。移動距離を遊びで画像にしてみると下のような感じで、まさにアメリカ横断!という感じですね。ここでは3箇所しか記載していませんが、それぞれの場所に行く際に乗り継ぎがあったので、計7つのアメリカの空港を経由して大阪に帰って来ました。全体的な印象として、アメリカの主要都市(今回で経由したのはサンフランシスコ、デンバー、ニューアーク、シカゴ)の空港は綺麗になってきている感じがしました。ローカルな空港は相変わらずですけどね。


さて、事件はマサチューセッツ州に着き、隣のニューヨーク州(いわゆるニューヨークシティではなく、州です)での夕食時に起こりました。食事中ずっと気にしていたショルダーバッグが、気付いたらない!

一瞬頭の中が真っ白。

どこを探してもなく、周りの人、ウェイトレス、マネージャーに聞いてもない!カバンの中には、財布、イアホン、サングラス。。。何よりも、財布の中にはパスポート、現金、各種カードが入っています!!久しぶりに焦りました。カバンを持って行った自分の愚かさに腹が立ちました。普段アメリカに行った際には、もうちょっと警戒して日本との行動パターンとアメリカでの振る舞いを変えて狙われるようなことはしないのですが、今回は他に二人、日本人の方々と一緒だったので油断していました。周りに日本人がいないところで日本人3人いたら、狙われるよなぁ。ちょうどThursday Night Footballが始まり、アメフトの試合を見ていたスキを狙われました。試合が始まる8時前まではあったのを覚えていますからね。

とにかく、探しても見つからなかったので、セキュリティカメラをチェックしてもらい、その後警察に電話してもらいました。アメリカ、日本でもそうですが、とりあえず盗難されたことを証明するには、警察への届けが必要です。警察官のお兄ちゃんは、カバンを持って行った自分が悪いと行った感じで、盗まれたのを信じていない感じがありありと出ていて、凄く感じが悪かったです。また、日本に住んでる僕をどう扱えばわからないといった様子で全然頼りなかったので、早々に見つかるだろうという期待は捨て、次の行動に移りました。


現金、および取られたものは返ってこないので諦め、クレジットカードを使われないようにするのと、日本に帰国できるようにパスポートの処理を始めました。パスポートがなくなった場合、まず領事館に連絡しなければいけないので、iPhoneで調べて(http://www.us.emb-japan.go.jp/english/html/index.html)電話をすると、オフィスアワーは過ぎていたので、緊急連絡先に繋がりました。そこで事情を説明すると、「一時渡航書を発行するから、取りに来て下さい」とのこと。「明日から通訳の仕事なんですけど?!」しかし、自分の帰国の飛行機は月曜日。この事件が起こったのが木曜日の夜で、土日は領事館は営業していないので、金曜日に取りに行かないと日本に予定通り帰れないことになります。ちょうど金曜日のクラスが午後からだったので、朝一でボストン領事館に取りにいくことになりました。ここで一つ僕が知っていて良かったと思ったのは、一番近い領事館を知っていたことでした。初め、事件が起きたのがニューヨーク州だったので、ニューヨークに取りに来られますか?と聞かれたのですが、私がいた場所からはボストンの方が近かったので、ボストン総領事館にしてもらいました。領事館は色々なところにあるので、自分がいるところから一番近いところはどこか確認してから連絡すると良いかもしれません。場所はこちらで調べられます。


もう一つラッキーだったのは、渡航書を発行する際に戸籍抄本が日本人だという証明のために必要なのですが、それは日本の本籍がある市役所でしかとれません。 幸い、時差的に日本は金曜日の午後だったので、母親に電話をして取りに行ってもらいました。これが、時差の関係で夜だったり、日本が週末だったことを考えるとゾッとします。

また、旅の初めではなく、最後の方だったのもラッキーでした。これがオレゴンにいた時に盗られていたら、もっと大変だったと思います。カードと現金、身分証明なしで飛行機に乗って移動するのは不可能ですからね。

ホテルに戻ってからは、クレジットカード会社に電話をしてカードを全てキャンセルしました。日本人のこういったサービスの対応は本当に素晴らしい!幸い、無事にボストン領事館で臨時渡航書を得ることができ、今このブログは日本で書いています。今回は不幸中の幸いで、木曜日の夜に盗難、金曜日の朝までに戸籍抄本を準備してもらい、ボストン領事館に朝一で到着することでスムーズに渡航書を取得できました。空港では出る時にセキュリティの人に少し怪しまれ、日本に帰国した時には別の場所に行くことになりましたが、大きなトラブルはありませんでした。今回はオステオパスの先生方にも良くしてもらい、自分の都合で領事館に行くことも快く認めてもらい、現金も少し貸してもらいました。今回の事件の時に本当に一人だったらと思うと、それも怖いですね。

ショルダーバッグを盗られたことで、日本に帰って来てからアメリカにいた当時よりも色々なものを持ち歩くようになっていた事に気付きました。カバンがなくなると、それと一緒に気持ち的にもスッキリしていたので、面白いものです。また、カードも現金もないと、本当に何も買えないので、物欲も完全に消えました。アメリカに行くと、ついついアメリカでしか買えないものに手を出してしまうことがあるのですが、究極の断捨離ですね。

サービスで良かったこととしては、Softbankのアメリカ放題のおかげで、iPhoneで調べる事もアメリカ国内の電話もスムーズでした。また、海外旅行保険付きカードを持っていて良かったというのも今回痛感しました。現金の返金はないですが、旅券取得にかかった費用や盗難にあった備品の少しは保険でカバーできそうです。

イタリアでも詐欺っぽい目にあったり、今回のアメリカと、やはり日本にいて平和ボケしてきているのも感じます。日本に帰国して、違和感よりも帰ってきた感じが強かったのも、日本に住み慣れ、自分がより日本人になってきていることを再確認しました。留学後にアメリカから帰国した際には、アメリカに行った時の方が帰った感じで、日本に帰国した時はそこまで帰ってきた感じがなかったんですけどね。日本に帰国してからも、警察に行って免許の再交付、パスポートの再取得、区役所で保健所、銀行のキャッシュカード再発行などなど、まだまだ後処理は続きますが、良い経験させてもらいました。

皆さんも、旅行の際には気をつけて下さいね!

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