先週末はIMACの下肢編でした!
ここ最近のブログの更新がすっかり滞っているのは、この下肢編、そして今週末に控えている上肢編の資料作りに追われているからです。まぁ、どれだけ時間かけているんだか、、、と自分でも呆れる感じで、また根っからの細かいところが気になる性格も患って画像を編集しなおしたり、フォントを揃えたりという、コンテンツ以外の部分にとても時間を費やしている気がします。しかし、このプロセスは大好きです。セッションをしている時と同じぐらい、どういうスライドを作って、どういう風にクラスを進めていこうか考えているのはワクワクします。準備のせいで自分の写真フォルダの中は筋肉ばかりです(苦笑)。
さて、そんな渾身の資料とアイデアで迎えた下肢編。IMACのイントロは全体像と導入なので、実際に体の可動域と働く部分の関係性、アプローチ方法は下肢編、上肢編からが本格的になります。私の臨床経験から、変化と効果が出るとは思っていましたが、思っていた以上でした!!!自分が思っていた以上の可能性と化学反応を感じて興奮しています(笑)。
クラスではiPad ProのComplete Anatomyのアプリを使いながら、解剖学も細かく学んでいきます。自分の頭にあるものを映像で出して、それを使いながら書き込んで説明ができる!本当に良い時代になったものです。
中殿筋が大殿筋よりも深層で、股関節の軸より前は内旋の作用、後ろは外旋の作用をするというのも、これを見たら一目で分かりますよね。
短内転筋と長内転筋の筋の走行とそれに伴う機能。
PRIで初めて聞いた人も多いかもしれない、IC Adductorこと大内転筋垂直線維と斜線維の機能の差を説明。これらの筋線維も内旋と外旋でどちらが働いていないか確認できます。
梨状筋は仙骨を中心に、結合組織での繋がりもあり左右の大転子と仙骨のバランスを一つの輪で作っています。この後に梨状筋と坐骨神経の走行なども見ていきました。
ロルファー的な見方、アスレティックトレーニングやマッスル・アクティベーション・テクニックスで学ぶバイオメカニカルな考え方も網羅した内容なので、情報量が多く大変そうな人もいましたが、体の理解が深まることは間違いありません!
手技的な内容もあります。
こちらは大腰筋胸椎部から横隔膜部へのアプローチの風景です。腎臓周辺と血管も少しアプローチする感じになりました。
この写真は皆さん股関節外転筋群にアプローチしているところです。股関節外転位における内旋・外旋の可動域でどちらに制限があるかを見て、テストで確認したら、そこの部位にアプローチしていくことで効率的に可動域を向上させることができ、姿勢も変化していきます。このワークの後は皆さん片足で立ちやすくなっていました!
このように、手技に興味がある方から、日常的にアスリートやクライアントさんがいる、アスレティックトレーナー、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師の方々を始め、動きに関わる全ての方、パーソナルトレーナー、ピラティス、ヨガ、フィットネスインストラクターなどにもとても有益な情報盛り沢山だと思います。
来週は上肢編です!またどんなクラスになるか楽しみです!!