先週末の日曜日と月曜日はIMACの上肢編でした!下肢・上肢と二週続けてにしたことを後悔しました(苦笑)。人は未来の予定は楽観的にスケジュールを組み、実際にこなせる量より多く予定を入れてしまう傾向にあるそうですが、これがまさにそうですね。それはまだまだ続き、今週末は東京で通訳、来週末に脊柱編。その後もソースポイントモジュール1、上肢、下肢と続き、ボブとドナ来日でソースポイントのアドバンスとモジュール3と続きます(汗)。昨年の自分を呪いますね。どういうスケジュールの組み方してるんだか、、、。ただ、今回のIMACの準備は自分で思っていた以上に頭の整理になっていて、また、クラスの人達と色々と話をしている中でさらに色々なことが明確になっています。
さて、今回のクラスは男女半々。下肢に引き続き参加してくださった方々も四人いて、下肢編の時とは比べものにならないほどスムーズでした。和気藹々と和やかな雰囲気の中クラスが進行していきました。やはり一度下肢・上肢を履修してもらうと、感覚的な部分と、どう体を見るのかを理解してもらえるので、楽になりますね。ATの人が多かったのも助かりました。
可動域チェックが犬みたいになって大笑い。
上腕二頭筋腱の部分が痛い人が多い!この日は左利きも半分という珍しいクラスでした!
今回、下肢・上肢とクラスのメンバーを見ていて思ったことがあります。それは、バックグラウンドの違いとその人の本質的な部分。
アスレティックトレーナー(AT)、理学療法士(PT)の人達は、IMACの情報が新しいものとはいえ、可動域の取り方や体の評価は勉強しているので慣れています。それゆえ、テーブルでパートナーになった人達にも教えてあげる余裕があるようです。また、自分が空いている時間にも、周りの人とコミュニケーションをとったり、質問したりと、全体の中の参加者として参加してくれている印象がありました。AT、PTは一人で活動するものではなく、チームで動くので、その辺も関係しているんでしょうね。ATとペアになった人達からは「色々と教えてもらって本当に助かりました」とアンケートにも書いてくださっているので、そうやって手助けしてくれると僕も助かりますし、皆のレベルも上がっていきます。キチンとやってもらった方が本人の体も整いますしね。一度自分で習ったことを相手に伝えてやってもらえるように導いていけるということは、それだけ理解度が高いということです。つまり、その人のレベルでクラスでの学びを得てもらっている訳ですね。また、そういう人達程、IMACの可動域のまとめ方や資料の構成なども理解してくれています。
次のケースとして、ヨガやピラティスのインストラクターなどのバックグラウンンドで、触り慣れていなかったり、評価に慣れていない人達。やはり得られる情報も上記の人達に比べると限られてきますが、頑張って慣れないことを習得しようとしてくれています。習得の早さは知識量と関係しているので、勉強あるのみ!写真のように、体で感じて、学びましょう(笑)!こういう人達は、二日間で見違える程変わっていたので、覚えなければいけない情報だけ覚えて、練習してもらえばすぐに上手くなります。もう少し余裕が出て来て、教えられるぐらいになるともっと理解が深まってくるので、そこまで目指してもらいたいですね。体幹編までの内容を理解してもらったら、かなり体の機能解剖やメカニクスの理解が深まると思うので、頑張って自分でも予習・復習してくださいね!
一番もったいないなぁ、と思うのは、「自分は分かっている」と思っている様子の人達。全体像が見えていないので、目の前にある情報だけ試して、終わったら満足している様子。折角三人ペアでやっているので、コミュニケーションをとりながら、相手がやっていることから学んだり、一緒に試したりしたらもっと色々学べるのに、自分のことにしか興味がない様子です。自分のやり方で良い。完結。それ以外のやり方を試すことで、自分の幅、層、深さを増やしていこうという感覚があまりなさそうです。そういう人達は、触り方も共通して「そこ」にしか触れていないので、体の反応も全く異なります。実はこれが一番難しいところで、自分は「できている」と思っている(勘違いしている)時点で、新しい気づきや発見を得る機会をシャットアウトしてしまっているんですね。体に触れ、体の勉強をしていたら、自分が「分かっている」なんて思うことは一生ないと思うんですけどね。。。素直さ、謙虚さ、好奇心、そして何より自分を客観的に見れるというのは学ぶ上で本当に大切ですね。
IMACは、AT、PT、鍼灸師、柔整師、ロルファー、治療家、インストラクター、体に興味のある人、全てひっくるめて、体の理解を深めていこうよ!という目的でやっています。バックグラウンドが違う人と組むと、自分と異なるペースで進めていかないといけので、自分を変化させていくことになります。スローダウンしてパートナーの人に教える必要があるかも知れないし、もっと勉強しないといけない人もいるかもしれません。しかし、クラスで得られる情報だけでなく、それも学びの一つなので、そこを理解してクラスに参加してみて下さいね。学びは僕からだけではなく、自分以外のすべての参加者の方から得られますからね。そういう意味では、クラスで一番学ばさせてもらっているのは、僕ですけどね(笑)。
今回は人数も少なかったのと、少し時間的にも余裕があったので、僕の体を両側で二人に触ってもらいました。顕著に触り方が違い、その人がどういう風に人に触れているのか分かって面白かったです!左脳で理解できる部分は情報としてキッチリと。右脳、感覚、アーティスティックな部分も、できるだけ伝えていけるクラスにしていきたいですね!!
さて、次回は脊柱編です!これは、触診技術をあげるため、そして脊柱のメカニクスを学ぶクラスとして考えています。どんなクラスになるか楽しみだな〜。
昨日から6月のイントロの受付も開始しました。すでに残席わずかです!IMACに興味のある方は、まずイントロからお願いします!!