世間は今日からお盆休みのところが多いようですが、私たちは先週早めのお休みで宮古島に行っていました。
バケーションという言葉は英語ではVacation、同様の意味のフランス語のバカンスはVacancesと綴ります。同様の語源の形容詞Vacantといえば「空の」という意味なので、Vacation, Vacancesは空っぽになるための時間ということから休暇という意味になっているみたいです。
ちょうどバケーションのことを書こうと思っていたら、友人がFacebookでこんな記事をシェアしてくれていました。「日本人の休み方」はフランス人には不思議だ
詰め込まない休暇の取り方は僕たちもそうで、とくに子供と一緒に移動する時は思っている以上に時間や労力がかかることも多いので、ゆっくり流れに任せることが多いです。計画通りにいかなくてイライラしていたら、何のためのバケーションか分からないですからね。今回も「ビーチに行く」という目的だけで「空っぽ」になるために行って来ました。
宮古島に行くのは今回で2回目です。昨年は息子が生まれたばかりで沖縄には行けなかったですが、かれこれ5年前ぐらいから毎年のように行っています。本島、石垣島、久米島、宮古島と行きましたが、宮古島の海でシュノーケリングをするのが今のところ一番のお気に入りです。
海に行くと体も頭も空っぽになっていきます。
燦々と輝く太陽の光を受けつつ、ただ浮いているだけ。
海の中で泳がないで波に揺られていると、魚も寄って来てくれます。
波だけではなく、潮のゆっくりとしたリズムを感じたり。
裸足で砂の上を歩くと足の裏も刺激されます。
海でシュノーケリングしていると体も上下動します。
息を吸う時は浮いて、吐くと沈む。
肺は体の中にある浮き輪ですね。
いつもと違う感覚で呼吸を感じると新鮮です。
今回は丁度満月の時でした。
月明かりの綺麗さと波の音に引き寄せられ、海岸で目をつぶって暫く座っていました。
すると、体の右後ろから左前へと風も吹いて来ました。
月明かりとともに、波の音、風が優しく体を通り抜けていく感覚を楽しんでみました。
風によって波はおき、月によって潮の満ち引きがおこる。
体と一緒だなぁ。
表面的なその時の動きと、一瞬パッと見ただけでは分からないもっと大きなレベルでの動きがありますね。
そんなことが頭に浮かんできたかと思ったら、フッと感覚が変化する時がありました。
目をあけると、月も雲に隠れ、風と波も今までのリズムと変わっていました。
自然って面白いですね。
今回のハイライト。
なんと宮古島の海の中で大阪の友人家族にバッタリ遭遇しました!
海でですよ!しかも宮古島の数多くあるビーチの中の、それも一番人が少ない場所で!
なんという偶然!
信じられないような巡り合わせもあるもんですね。
今回は3泊4日でした。短すぎる〜!
フランス人のように、1月ぐらいバケーションに行きたいですね(笑)。