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Language


妻のご両親が台湾から日本に来ていました。私の妻は台湾人。よって、ご両親も台湾人で会話は中国語。私は英語は通訳をさせてもらうぐらいなので、日常会話や医学用語に関しては問題ありませんが、中国語のレベルは小学生の英語力ぐらいか、もっと低いです。故に、いつもご両親とのコミュニケーションはジェスチャー、義父の日本語、私の微々たる中国語、そして妻の通訳という形になってしまいます。義父は東洋医学に昔から興味があり、氣や五行の概念なども当たり前のように台湾文化の中に入っているのを聞いたりすると、もっとコミュニケーションが取れたら!といつも思います。

中国語も勉強しないとなぁ(毎回ご両親に会うと思うのですが、ついつい身体の勉強を優先してしまう)と思いつつ、今朝仕事に来た時に一つ前の投稿で写真をあげたボディートークの看板に「Language of Health(健康の言語)」とあるのをみて、身体とのコミュニケーションも一緒だと思いました。

ボディラングエージ、ジェスチャーから得られる情報というものは凄く多くて、相手の話している言語が分からなくても、ある程度の情報を得る事ができます。70%程度の情報はボディラングエージで得られるそうです。人間が気持ちを表す態度や身体の使い方はある程度、万国共通なようですね。私はアメリカと台湾で言葉が通じない人達とコミュニケーションを取ろうとするプロセスの中で、ボディラングエージやジェスチャーから情報を得る能力が凄く養われたと思います。これは、今でもとても役に立っています。さて、身体とのコミュニケーションという意味では、ロルフィングやソースポイントで施術をしている時がこのレベルでのコミュニケーションだったかと思います。何となく言わんとしている事は分かる。意思疎通もある程度できる。でも、時々食い違う。細かいニュアンスまでは分からない(私の技量不足・経験不足だっただけだという可能性もあります)。

ボディートークを学びだしてからは、相手の言語を使って話ができるようになってきている感覚があります。基礎のクラスの時は、単語を知っている程度の片言の会話。上級探索手順を勉強して、上級のクラスをとると、もう少し会話ができるようになった感じ。パラマの内容が入りだしてからは、これを確り勉強したら、かなり流暢に会話できるようになるだろう、という印象です。英語でいうなら、今は留学一年目の英語力ぐらいのレベルでしょうか。これは、私の基準では、日常会話は問題ないけど、専門的になったりディスカッションに参加するにはもうちょっと語学力が欲しいな、という感じです。

また、私の場合は言語力で言えば日本語>英語>中国語な訳ですが、身体の知識も解剖学>生理学>意識という順番でした。つまり、筋骨格系など構造の言語を話してくれる人(身体)とは上手くコミュニケーションが取れるけど、意識レベルだったり、感情レベルの人との時はジェスチャーレベルでしかコミュニケーションが取れない、という感じです。しかし、英語ができると日本語しか話せない人よりもコミュニケーションがとれるように、身体に関する知識、例えば生理学の知識や身体の微細なレベルでの働き(経絡・チャクラ・エネルギー体など)、が増えてくると身体ともよりコミュニケーションが取れるようになってきます。すると、今までは微妙に分からなかった所も分かって来るので、面白い。この感覚は新しく言語を学んで、今までコミュニケーションが取れなかったレベルでコミュニケーションができるようになる感覚と似ています。

言語は結局左脳の知識がものをいうので、一般的な言語にしても身体に対する言語にしても、常に学んでいく必要があると思います。そんな事をふと思った月曜日の朝でした。

追記: 次の日の朝に思ったこと。ロルフィングやソースポイントの概念は、ボディラングエージから意味をくみ取るのと同時に言語の文法を知っているような感じだと思いました。身体の幾何学的バランスや「正しい位置」の感覚を知っているとより明確に意味を理解できる。母国語を話す場合、あまり文法を意識しないかも知れないですが、外国語を学んでいく過程ではある程度文法を知っていた方がプロセスが早いですし、母国語も文法をしる事で理解が深まる事がありますよね。そんな感覚です。


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