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こころとからだの平和バトン 1



バイオダイナミック・オステオパシーのクラスに通訳として大磯に来ています。海が見える場所で、皆さんがワークをしている場には本当に癒されます。

移動時に東京でピラティスを中心に様々な活動をされている、Pilates Movement Spaceの里枝さんから、バトンの話をもらいました。彼女のブログはこちら:http://blog.goo.ne.jp/pilates_extra_ocn_ne_jp

どんなバトンかというと、

「このバトンは広島市西区太光寺の副住職、東和空さんからの発案で、 天城龍湯治法、杉本錬堂さんから始まったものだそうです。 三日間、こころとからだについて思うところを書き、 その後、二人の方にバトンを渡して行くそうです。」

だそうです。三日間連続でブログを書くなんて最近はあまりやっていないですが、丁度バイオの通訳のタイミングでこういったオファーをもらうのも面白いな、と思って引き受けました。

バイオダイナミクスの概念は凄くソースポイントと共通するものがあります。あくまで、概念ですけどね。どちらも、健全と繋がるという所に重きを置いていて、施術者は介入するのではなく、プロセスをそこで一緒に観察します。ここで大切になってくるのが、観察するという所ですね。

からだを扱う時に、頭で考えてアプローチしていくのが殆どだと思いますが、その場合は思考が働いているのでどうしても二極化した状態でアプローチしていく事になります。からだにこころ(ハート)でアプローチしていく場合には、思考で「これをしないといけない」といった事をやらない訳ですね。自分というものが静かになることで、そこで起こっている現象をただ観ることができるようになる訳です。文字で書くのは簡単そうでも、実際にやるとなると難しい。

からだを扱う施術者以外の方々でも同じです。いつも頭にいると、「今日はこれをしないと、あれをしないと、あぁ〜〜〜、あれもあった、時間が足りない!」という風になってしまいます。これもあれも、今、ここで起こっている事ではなく、頭の中に存在しているものですね。日常生活をしていく上で、整合性を持って物事をこなしていく事は必要なことですが、常にそこにとらわれていると、本質的な部分が見えなくなります。こころで感じる場合というのは、「頭ではこうだと思っているのに、どうしてもこっちが気になる!」だとか、「何かをやらなくてはいけない」の代わりに、「何かをさせられている」感覚になったりします。

バイオダイナミクスのクラスに来ると、いつも参加されている人達がワクワクしているのを感じます。バイオダイナミクスを学びに来ている人達は、治療家としてその道のプロの人達が多い訳ですが、皆さん学び続けていて、また、それが好きで楽しいからやっているんですね。そういう人達に囲まれていると、笑顔になる時間も増えますし、とても素敵だなぁ、と思います。心で伝わることは、言語・民族・文化の垣根を越えて伝わると思います。音楽やスポーツで感動する時と同じですね。スポーツみて、ハラハラして、感動したことに対して、「なぜ感動したか」なんて考えないですよね。それと一緒で、こころで感じるものを分析する必要もないと思います。からだもそれに近い所があり、からだを思考でがんじがらめにしてしまって、「からだはこうであるべき」だとか「からだの使い方はこうするべき」という風に扱ってしまうと、からだもこころも苦しくなってしまうのかもしれませんね。時々、思考から離れて、からだやこころを観察してみると面白い発見があるかも知れませんよ。どうするかのヒントは、里枝さんのブログにもありました。

からだとこころの平和バトンですが、僕はまず最初は頭と心から始まったようです。頭で考えて書いてないので、はてさて、明日はどんな内容になることやら。


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