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こころとからだの平和バトン 2



二回目を書くにあたって、そもそも「こころ」という単語の意味するものは何なのか疑問に思ったので、まずは定義的なことを調べてみました。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/心

心は多義的・抽象的なもので文脈によっても色々な意味で使われるようですね。では、「心と体」と使われる時はどういう意味なんでしょうか?「頭と体」ってあまり言わないですね。なんでだろう?昨日は頭にいる状態と心にいる状態を書いたわけですが、もしかしたら、頭にいる状態が当たり前過ぎるから、わざわざ「頭と体」とは言わず、普段忘れてしまう「心と体」の関係性を強調しているのかも知れないですね。

頭で体の事を考えた時に、その繋がりがあるのは明確でしょう。腕を挙げようと思ったら挙がりますよね。では、心と体の繋がりでもそういった明確な関係性を感じる事ができるんでしょうか?

ロルフィングの勉強をしている時に、1日だけハコミセラピーの先生が来てくれた事がありました。ここでは、何がハコミセラピーかの説明は省かせてもらいますが、そのクラスで行ったことは、感情や何かイベントを思い浮かべた時に、体にどういった変化が起こるか観察する、といった内容でした。

過去にあった、頭がカンカンになるぐらい怒った時のこと、覚えていますか?あの人に言われたことや、やられたことで、今考えてもハラワタが煮えくり返るという経験を思い出してみて下さい。あんなのあったなぁ〜、ではなく、あたかも自分が今その出来事の真っ只中にいるかのように想像、体感します。この文章を読みながら想像して、その時に一緒に体も感じてみて下さい。何か変化していませんか?僕は、お腹の辺りが硬くなって、息が浅くなりました。実際、頭の温度も少し上がっているかもしれません。

では次に、大好きな人のことを思ったり、楽しかった友達と過ごした夏を思い出してみましょう。さっきと違う体の変化を感じますか?僕はこれを書いている時に、さっき浅くなっていた呼吸がフゥ〜っと吐く息と共に大きくなっていました。胸のまわりも広がって温かい感じになります。

どちらの状態の方が心地よかったですか?

前者だった人はあまりいないのではないでしょうか?もし両方とも何も感じなかった〜、という人は、体の中を内観してみる必要があるかもしれませんね。では、もしずっと過去に起こった嫌なことばかり考えている、または、まだ起こってすらいない事も心配ばかりしていたら、体はどうなると思いますか?これだけ、体のことを考えていなくても、体は無意識の間に反応しているのです。体がガチガチの状態で過ごしても良いですが、僕は楽な方が良いです(笑)。

ここでの例が、実際に心と体の相関関係を示しているのか、僕には分かりません。そもそも、感じている部分が心なのか頭なのかは、心を明確に定義できないので分からないです。しかし、キーポイントは、腕を挙げるように頭で考えている時(体に直接命令を出している時)と、頭の中で考える・思うことによって体が反応している時(体に直接命令を出していない時)、どちらでも体は反応して変化しているということです。

体は頭の中で命令を出した時や何か目的がある時(歩く、食べるなど)だけに反応する訳では無く、何気なくこの文章を読んでいる時、Facebookで友達の状況を読んでいる時、テレビを見ている時にも、その内容に合わせて体は反応しているのです。

広義で心だと呼ばれている思考とはちょっと違うことと、体との関係・反応を意識してもらうと、普段何気なく生きていると気がつかないことにも気がつくかも知れませんね。それに気づくことができれば、あ、自分はこんな事で体を緊張させているんだぁ、と分かるので、楽に過ごせる様になると思いますよ。

何やら小難しくなってきたので最後に簡単にまとめてしまうと、「こころの状態が、からだに影響を与えているんですよ。」ってことですね。こころが健やかだと、からだも健やかになってくるんですね。


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