top of page

PRIセミナー終了


日曜日と月曜日は、大阪で開催されていたPostural Restoration Institute(PRI)(日本語はこちら)のセミナーに参加してきました!なんと、今回が日本で初開催だったらしいです。てっきり前にも開催されていたと思っていました。

講師の二人、阿部先生(さゆり)と石井先生(ケニー)はアメリカ時代からの友人という事もあり、久しぶりに会えるのを楽しみに会場に行ってみると、他にも知り合いが一杯。それだけでテンション上がってしまいました(笑)。ATCも8人!最後に皆で集合写真を撮っちゃいました(一人先に帰っちゃったけど)。


講習内容は、マイオキネマティック・リストレーション。体は左右非対称だという観点から、骨盤を中心にどのように筋骨格系バランスの崩れと代償運動を修復していくかという内容でした。体が非対称なのは、内臓の位置であったり、大脳の働きでも左右差があるので、納得でしょう。個人的に新しい見方だったのは、横隔膜の右側の方が呼吸筋・左側の方が姿勢筋としての働きが強いということ。なるほど、言われてみれば確かに。全体を通して、論理的に筋が通っているし、左脳で理解できるので安心でした。評価して、この場合はこう、この場合はこう、というアルゴリズムがあるのは、学術的でアメリカのATC・PTの中で流行るのが分かります。今までの臨床で見ていたパターンとマッチする所も多く、違う視点から同じものを見ている感じがする部分も多かったです。


上の画像はウェブにあったL AICパターンの図です。このL AICパターンから起こる寛骨のマルアラインメントを3D的に3面・3軸で見ていくので、もちろん筋肉を見ていく時も3軸でそれぞれの働きを考えていきます。内旋筋・外旋筋としての働きを考えていく所はMATと一緒な部分も多かったですね。大きな違いとして、MATは可動域から特定の筋肉の機能障害を筋テストで探していき、手技または特定の可動域へのアイソメトリック筋収縮で刺激を入れていきます。それに対し、PRIはまず評価で体の状態を把握し、その上で体のパターンとして陥りやすいパターン(L AICパターン)から抜け出しリセットする為に必要な筋肉群を適切に使えるようにし、過剰に働いている筋肉が抑制できるようにエクササイズや動きのパターンを改善していきます。PRIの方がマスで筋肉群を扱うので、MAT程一つ一つ細かく筋肉をチェックする必要がないのと、評価もPRIの方がシンプルで助かります。PRIのエクササイズは個人的に凄く面白く、今まで自分で試していた事の理解を深める手助けになりました。ロルフィング的に感覚としてある中心軸や体の線の感覚を元に、回旋を意識して動かして行くと歩行パターンを意識付けしやすいですし、骨盤から頭と足への繋がりと動作連動も理解が深まりました。

また、今回は講師の二人の相性と教え方が凄く良く、内容もとても分かり易かったです。日本語が大変だったと思いますが、十分準備してくれていた印象でした。それぞれ、さゆりは学校の授業的、ケニーは現場で働くATCという感じで進めてくれて、二人の色がそれぞれ出ていて面白かったです。長いレクチャーを同じ講師の人から受けていたら、もっとだらけてしまっていたかも知れませんが、二人が交互にやってくれたのでそれも気分転換になりました。皆さん、来週の東京のクラスはすでに一杯のようですが、次回日本で開催される時は自信を持ってお勧めできるクラスだったので、是非アンテナ張っておいて下さい!

そして最後に何より、久しぶりに二人と時間を過ごせたのがとても楽しかったです!最後にさゆりと過ごしたのは、ヒューストンの時なので、すでに9年前!ケニーとは数年前にREACHのSMCで会う機会がありましたが、その時は今回ほどゆっくり話はできなかったので、一緒にワイワイやるのは本当に久しぶりでした。10年近く経って、それぞれの生活環境は変化していますが、変わっていない部分も多く、とても楽しい時間でした。また次回が楽しみだなぁ。ありがとう!!


閲覧数:408回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page