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Workshop with Marty 2017

更新日:2019年11月12日


マーティとのWSも無事に終わり、昨日マーティとエレーナの二人は帰路につきました。

今回も笑いに溢れ、参加した全員がマーティのことを大好きになったセミナーだったのではないでしょうか?


僕個人としては、アメリカの中でも特に目まぐるしく変化しているサンフランシスコで活動しているマーティ・エレーナと色々な話ができたのが良かったですね。AirB&B、Uberなどから、ボディーワーカーとしてどう働くかといったことまで、色々な話ができました。

クラスの様子は、FacebookのTENのページに情報と写真を載せていたので、こちらにまとめておきます。

 

筋膜の探求

マーティとのWS、始まりました!👏 毎回ですが、和やかな雰囲気で進んでいきました。

楽しいクラスですが情報とスキルは的確です👍

筋膜の「抵抗の方向」を体の各部位で感じて基本的な触診能力とボディメカニクスを上達させていきます。👐


また、最新の筋膜の情報として、昨年イギリスで行われた筋膜の学会に参加した時の話や検体の解剖実習の時の話、そして色々な動画も交えながら筋膜を探求していきました。

筋膜のコラーゲン線維はタンパク質でできていて、細胞はないけど、僕達は機械的な圧をかけてどう働きかけているんだと思う?といったような、明確な答えはまだわからない問いかけをしながらクラスは進んでいきました。

マーティが「自分にとってはクラスに参加してくれる人達と、セッションを受けに来てくれる人達が自分の一番の先生。皆にとっても、このクラスの後にセッションを受けに来てくれる人が一番の先生になると思うよ!」といっていました。僕も本当にそうだと思います!😁

皆さんがクラスの後に色々な疑問をもち、これから学んでいくキッカケ作りになったら嬉しいですね。

写真からクラスの雰囲気が伝わるかな?

明日からは胸郭と内臓編です!



ブログでの付け足し。この動画ではないですが、このように結合組織で心臓の形を作る動画をみて、筋膜の役割を学んでいきました。


 

胸郭と内臓

胸郭と内臓のクラス始まりました!

初日は肩甲帯、腱板から始まり、胸郭へ。 胸郭のアプローチでは胸椎のメカニクスと肋骨のメカニクスを学んでいきました。

呼吸と共に肋骨が自由に動ける状態は大切です。バケットハンドル、パンプハンドルの原則に従い、吸気で肋骨後方上部の動き、呼気で肋骨後方下部の動きを見ながら、肋骨が吸気と呼気のどちらで制限があるか確認していきました。

また、胸椎に捩れがあると、肋骨もそれにあわせて捩れてくることから、捩れている胸椎と同じレベルの肋骨を前と後ろで挟みながら、呼吸をしてもらうアプローチもしていきました。

複雑になりがちな肋骨、胸郭へのアプローチですが、とてもシンプルで分かりやすいですね!

二日目から内臓です!!



内臓のクラスは、大腸、小腸、腸間膜、肝臓、膀胱、腎臓にアプローチしていきました。 手で内臓に到達するまでの各層に触れていきながら、それぞれの臓器を触診👐。

写真はTENにあったサンタの缶を肝臓にみたてて説明しています 😀


臓器に触れたら、各方向で抵抗を感じワークをしていきました。

これだけ色々な臓器へのアプローチを短期間で学べるクラスは少ないので、臓器へのアプローチの導入として、とても良かったと思います!臓器と骨格筋の動きの関係も色々な人に感じてもらえたと思います。👍


また、マーティの臨床経験から、実際のケーススタディが聞けたのも参考になりましたね!

側湾症なども、臓器が影響しているケースは沢山あると思います。

初日はいまいち臓器に触れる感覚が分からなかった参加者の方々も、最後にはしっかり触り、抵抗の方向と楽な方向が分かるようになってきていました。あとは実際に使って行って習熟していってもらいたいですね!!


 

筋筋膜ボディーワーク

マーティとの最後のクラス、「筋筋膜ボディーワーク:一般的怪我」が終了しました!!🎊

テクニック満載のこのクラスは、朝一に少しだけ怪我や症状の話をして、後は一日中触るというクラスです。笑いが絶えない、冗談ばかり言ってる中で進んで行くクラスになりました。😆

こんなに笑ったクラスは久しぶりというか、初めてじゃないかな。でも、内容は真面目です!👍


手根管関節症では、骨間膜、手根骨、肘筋、橈骨頭を中心に肩までアプローチ。膝と足首には、スリーブワーク、膝蓋靱帯や鵞足のクロスファイバーテクニック、腓骨、足首支帯、膝窩筋、足底筋などなど。顎関節のクラスでは、咬筋と外側翼突筋にも口腔内からアプローチし、頚椎周囲の筋群と後頭下筋、側頭筋にもアプローチしました。最後のフローズンショルダーでは、肩甲上腕関節の動きをみたあと、肩甲骨周囲、そして腱板詳しくみていきました。




後半の四日間はアッという間に時間が過ぎていきました。✈️

参加者の皆さんも日に日にタッチの質が向上していて、触り方は習得するまで時間がかかるけど、こうして日数を詰めて触れると上手くなるのを実感させてもらいました。🙏🏻

かなりの人が単語だけの英語、もしくは日本語だけで(!)マーティとコミュニケーションをとっていました。これも彼の人柄だからできることですね。英会話教室にいくより、自信をもって英語でコミュニケーションがとれるようになったのではないでしょうか 笑

個人的には「抵抗の方向」とは逆に組織の「楽な方向」に動かし、組織や骨格を寄せることで起こる生理学的反射作用が興味深かったです。ストレインカウンターストレインやポジショナルリリースとも似ているけど違いますね。筋膜上の拘縮部位をみつけて、「そこで」抵抗が一番少ない方向に組織を持っていき、さらに周りの組織または骨格を寄せていきます。

組織の感覚としてはニュートラルに違い感じになるので、そこから触っているところ以外も含めていくと面白い反応が見られました。マーティが言うところのソフトウェア(神経系)にアプローチするには良さそうですね。

その反応を説明する為に、筋紡錘や筋膜中のメカノレセプターの反応など、何が影響しているんだろうね?とマーティと色々とディスカッションしていました。こんな話が色々できるのも嬉しいです。😊

筋膜、内臓のクラス、そしてこのクラスまで、参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました!!

クラスが終わってからも実践で使ってもらって、効果を実感してもらえると嬉しいです!


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