TEN  ~the Space for your Life & Body~

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ライン
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2019年7月4日
  • 3 分

ライン

先週まで、大磯で開催されていたトム・シェーバー, D.O.(以下、トム)のセミナーに通訳 として参加していました。四日間のクラスを三つ。長期間に渡ってトムと時間を過ごし、クラスを行なっていくことでまた色々な発見や学びがありました。 今回は、改めてミッドラインやセントラルスティルネスと呼ばれる体の中心、エッセンスに帰ってくる感覚がありました。クラスでホームとセントラルスティルネスは一緒だとトムも言っていましたが、まさにホームですね。 このホーム、今までに他のセミナーでも感じて来ました。こうして、何度も何度も、何年間にもわたって再確認できる機会があるのは本当にありがたいことです。 エド・モーピン博士は、ロルフィング/ストラクチュアル・インテグレーションのライン、セントラルチャネリングと表現しています。(昔のブログにこんなこと書いていました) ボブ・シュレイとドナ・トムソンは、ソースポイントセラピーを通して、ブループルリントの現れとしてのミッドラインと呼びます。 トムは、オステオパシー/バイオダイナミクスを通して、セントラルスティルネス、ミッドラインと
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閃く経絡
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2018年12月8日
  • 4 分

閃く経絡

ダニエル・キーオンの「閃く経絡」を読みました。久しぶりに面白くて一気読み。でも、日本語版より、英語版の表紙の方が好きです(笑)。これは、ウィトリウィウス的人体図が何を象徴しているかがわからない人にはわからないでしょうけどね。日本語版でも、経絡の説明の挿絵がこれになっててテンション上がりました。 日本語版でとりあえず読んだんですが、これは英語の方が分かりやすいだろうな、という表現のところや、これは中国語のピンイン(英語の場合、漢字ではなくピンインで表記される)で読むより、日本語の漢字で読んだ方が分かりやすいだろうな、という所の両方があり、結局日本語版を読んだ後に英語版も購入しました。著者が折角冗談も含めて面白く説明しているところが、日本語訳だとかなり意味不明になっていて残念でした。ロスト・イン・トランスレーションですね。 この本は、イギリスの医師であり鍼灸師であるキーオン先生が、中医学における生理的働きや効果を西洋医学的に解説し、それぞれの関係を発生学と生理学を用いて説明してくれています。薬学、生理学的説明は、さすが医師だという説明の細かさで勉強に
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人の生きた筋膜の構造
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2018年3月23日
  • 3 分

人の生きた筋膜の構造

医道の日本社から出版されている、Guimberteau医師の著書、「人の生きた筋膜の構造」が手元に届きました。出張と通訳続きでなかなか中身を見れなかったのですが、やっと目を通すことができました。英語版の「Architecture of Human Living Fascia」も出版された時に購入していて、その本が手元に届いた際にも興奮しましたが、改めて今回日本語版が出版されたのはとても嬉しいです。 この本に載っている生きた筋膜の動き、「Strolling under the Skin」は、ロルフィングトレーニング中にみる機会がありました。この動画を見た時の衝撃は今でも覚えています。医道の日本社の本書のページでも、サンプル動画がみれます。 丁度、第1回国際筋膜研究学術大会が行われた2007年にロルフィングを学びはじめ、筋膜のことをもっと知りたいと色々な本や文献を読み漁っていましたが、当時は殆ど書籍から情報を得ることができませんでした。しかし、10年経った近年ではいくつもの本が出版され、また日本語の書籍も手に入るようになりました。日本でも色々なところ
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下肢へのアプローチ
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2018年3月9日
  • 5 分

下肢へのアプローチ

前回のIMACのEssential ROM Assessment(タイトル名が長いですね!EROMと私本人は呼んでいます)のセミナーで印象に残っていたことを、下肢へのアプローチ編の受付も始まったのでここで紹介しておきます。 クラスの後半に下半身の可動域を見ていき、最後に足の可動域を見ていった時に、デモの方の左足首に背屈制限、左親指のIP関節に伸展制限、MTP関節に屈曲制限がありました。そこで、アプローチでどう可動域が変化するか見ていきました。今回は軟部組織へのアプローチではなく、関節のバランスを取っていきリリースが起こると、どう可動域が変化するかというのを紹介。IMACの考え方、主動筋の機能制限で可動域制限が起こるという考え、そしてそれを元に作っていった筋と可動域対応表の良いところは、筋肉を緩める方向に持っていきたいときは、そのまま対応している可動域の方向へ持っていけば良いだけなんですね。最終可動域まで持っていくと拮抗筋の抵抗がでるところまでいってしまっているので、その少し手前にある弛緩してリラックスしている所で止まれば良いのです。 実際には、I
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子供へのワーク
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2018年2月1日
  • 5 分

子供へのワーク

1月は通訳月間でした。 4日間のクラスx3回だったので、12日間通訳していたことになります。 通訳といっても、大概の場合はクラスの時だけではなく1日中英語と日本語を行ったり来たりしているので、頭が普段とは違う疲れ方になります。ただ、最近は通訳中に脳の中が発火して暴走!みたいな感じになることは殆どなくなり、比較的日常会話をしている時と同じような感じで通訳できるようになりました。脳は、使えば使うほど線維が繋がり、仕事効率が良くなるというのを実感しています。 また、全てのクラスがオステオパシーのバイオダイナミクスのクラスでしたが、最近は使われる用語にもなれてきて、どの事象の説明をしていてどの現象を表しているのかなどの理解も深まって来ています。すると、話を聞いた時に処理しなければいけない情報や、覚えておかなければいけない内容が減ってきているので、それも昔より楽に通訳できている理由だと思います。 本でもそうですが、知っている内容の本を読むとスラスラ読めるし、内容を理解して覚えるのも早いですね。それが自分の詳しくない分野の本になると、とたんに理解力が下がって
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Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2017年12月31日
  • 7 分

呼吸とあり方

今年も今日で最後です。私は昨日が仕事納めでした。 2017年も色々な方がTENに来てくださり、様々なドラマやストーリーを空間で共有させてもらいました。 笑いに溢れ、時々涙。 でも悲観的な涙というよりは、体に滞っていたものが解れて自然と流れてくる涙。 12月の頭に、ソースポイントのサプリメンタルクラスを開催しました。 ソースポイントのモジュール1と2、そして3では時間的にカバーできないけれど、知っているとソースポイントの理解がより深まる内容のクラスです。 初開催でしたが、様々なバックグラウンドの方が集まってくれて、とても充実した時間でした。 ソースポイントを行う人が日本で増えてきているのは本当に嬉しいです。 それぞれが色々なプロセスを歩んでいて、一緒の場でそれを共有できる時間はとても大切です。 クラスの内容は、いざクラスが終わると文字にするには時間がかかりました。 今でもクラスでもたらされた気づき、感覚、変化は確実に残っています。 その状態でセッションをしている中で感じることを今年最後のブログとして書き残しておきたいと思います。 「呼吸とありかた」
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誕生日の振り返り
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2017年11月30日
  • 5 分

誕生日の振り返り

11/28(火)に誕生日を迎えました。 週末に行われていたIMAC体幹編でも祝ってもらったので週末から誕生日気分。 facebookでお祝いのコメントやメッセージに返信している間はずっと誕生日な感じがするので、やっと今日になり抜けた感じです。沢山の人にお祝いしてもらい、良い形で歳をとることができました。 ありがとうございます。 誕生日は毎年今までの歩みを振り返ることにしているので、今年も少し書き残しておきます。 IMAC体幹編の懇親会 とても楽しい時間でした 11/27、28は、エドが来日してくれていたので再会してきました。 その時の様子については後輩ロルファーのアッキーがブログに載せてくれているので、こちらでは割愛します。 エドは心理学からはじまり、禅や日本文化に興味を持ち、そこから体を主とした心理療法に興味を持ちアイダ・ロルフ博士に出会いました。その時の経験がキッカケでロルファーになり、50年近くロルフィングを行なって来ています。 印象的だったのが、「アイダは科学者の視点で体を見ていたから、体を肉体として外科医のようにアプローチしていた。」と
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フレクションテストの考察
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2017年11月2日
  • 5 分

フレクションテストの考察

今日は、前々から臨床で観察していたフレクションテストについての考察を紹介します。 IMACの脊柱編でもちょうど同じようなケースがありました。 クラスに参加してくださった方々の復習にもなれば幸いです。 フレクションテストについて フレクションテストは、Standing Flexion Test(立位フレクションテスト)とSeated Flexion Test(座位フレクションテスト)として知られていることも多い整形外科的評価法です。下の動画のようにPSIS(上後腸骨棘)に指を置き、体幹を屈曲してもらいます。体幹屈曲の際に頭方に動く側の寛骨が陽性だと考えられます(そちら側に機能不全がある)。この動画の場合は右側が陽性ですね。 立位の時は仙腸関節、座位の時は骨盤が安定するので腸骨に対して仙骨が動くのを評価しているなどとも紹介されます。仙腸関節の動きvs腸仙関節の動き、みたいな感じです。個人的には、あまりピンと来ていなかったのが正直なところです。 仙腸関節の問題を鑑別する評価法として紹介されることも多いですが、私は主にどちら側の寛骨(骨盤の左右どちらか)
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胸郭
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2017年10月5日
  • 7 分

胸郭

前回投稿の後、詳しく胸郭を復習していました。呼吸を屈曲・伸展で評価することで胸椎、肋骨の評価をする方法は本当に素晴らしく、骨盤・頭蓋と同時に胸郭も素早く的確にどういう状態かわかるようになりました。復習している中で別のことにも気づいたので、備忘録として書いておきます。わかる人に参考になれば幸いです。 基礎解剖 胸郭といっても、一つの塊ではなく、胸椎・肋骨・胸骨で構成されていて、胸椎は12個。肋骨も左右にそれぞれ12本あります。肋骨の2〜10番は椎体部で胸椎二つと関係していて(肋骨5番は胸椎5番と胸椎4番)、肋椎関節と肋横突関節の二つが後面、そして前面では胸骨と肋骨肋軟骨連結で繋がっています。画像はプロメテウス解剖学アトラス解剖学総論・運動器系より。 この図をみてもらっても分かるように肋骨と胸椎の関係が深いで、肋骨に機能不全がある場合は胸椎にも機能不全がある場合が多いです。この関係性から肋骨を通してMMETでは胸椎を評価するようになったとKai先生は言っていました。 胸椎右回旋に伴う肋骨の動き 胸椎が右回旋すると、右肋骨は外旋して、左肋骨は内旋します
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Workshop with Marty 2017
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2017年9月13日
  • 5 分

Workshop with Marty 2017

マーティとのWSも無事に終わり、昨日マーティとエレーナの二人は帰路につきました。 今回も笑いに溢れ、参加した全員がマーティのことを大好きになったセミナーだったのではないでしょうか? 僕個人としては、アメリカの中でも特に目まぐるしく変化しているサンフランシスコで活動しているマーティ・エレーナと色々な話ができたのが良かったですね。AirB&B、Uberなどから、ボディーワーカーとしてどう働くかといったことまで、色々な話ができました。 クラスの様子は、FacebookのTENのページに情報と写真を載せていたので、こちらにまとめておきます。 筋膜の探求 マーティとのWS、始まりました!👏 毎回ですが、和やかな雰囲気で進んでいきました。 楽しいクラスですが情報とスキルは的確です👍 筋膜の「抵抗の方向」を体の各部位で感じて基本的な触診能力とボディメカニクスを上達させていきます。👐 また、最新の筋膜の情報として、昨年イギリスで行われた筋膜の学会に参加した時の話や検体の解剖実習の時の話、そして色々な動画も交えながら筋膜を探求していきました。 筋膜のコラー
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虫様筋と骨間筋
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2017年7月20日
  • 9 分

虫様筋と骨間筋

今回のブログの内容のまとめ。 1:手足にある虫様筋や骨間筋がセンサーの役割を持っている? 2:手の軸は中指、足の軸は人差し指にあるようだ。 3:軸が決まると回旋運動の理解も深まる。 4:実践でこの情報を生かすには? 5:セルフケアについて 手の虫様筋と骨間筋。iPad Pro App, Complete Anatomyより。編集済み。 これらの筋群は、手足の両方に存在している内在筋と呼ばれる筋肉です。体に携わる人でも、手足のスペシャリストでもない限り聞いたことがない人も多いと思います。もしくは、名前は聞いたことあっても、あまりその重要性について考えたことがない人も多いのではないかと思います。今回、IMAC手足編の準備をしている際に、もう一度機能解剖学を見直し、各筋肉の機能を改めて表にまとめていくプロセスの中で、今まで気づいていなかった面白い発見があったので紹介したいと思いますね。 簡単に予習・復習しておくと、虫様筋と名のつく筋肉は手の平と足の裏にあり、背側骨間筋も手足で名前が一緒ですが、掌側の骨間筋は掌側骨間筋、足の裏側の骨間筋は底側骨間筋と呼ば
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三ヶ月の振り返り
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2017年4月3日
  • 7 分

三ヶ月の振り返り

4月になりましたね。今年はタイミングよく4月になると共に桜🌸もチラホラ咲き始め、今年はいつも以上に3月と4月で年度が変わるということを実感しています。自分の周りでも変化が多く、3月までで一区切りつき、4月から新しいステージへ進んでいく人達が多いです🎓。 自分自身はというと、昨年12月のブログ記事を最後にサイバーワールドには、ほぼ引きこもり状態でした😅。元気に楽しく毎日セッション、セミナー、子育てと過ごしていたのですが、色々な変化とインスピレーションがあり、そのプロセスを大切にしていました🌊。そのプロセスは今も続いていていますが、良いタイミングなのでブログに残しておきたいと思います。 はじまりは、1月に通訳として関わらせてもらったオステオパシーのセミナーでした。昨年末から頭の中でグルグル回っていた螺旋の概念がカドゥケウスのイメージと繋がり、それを明確にカラダの中で感じてしまいました😰。クンダリーニを中心に、イダとピンガラが3Dで螺旋を描きながら上昇していく感覚です。おまけに、最後に羽が開く感覚まできっちりとあり、それは不死鳥が復活するよう
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呼吸と螺旋
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2016年12月31日
  • 6 分

呼吸と螺旋

2016年も残すところ数時間となりました。 昨日でセッションは終了。その後にTENを掃除しながら、一年を振り返っていました。今年も色々な方と知り合い、色々な方にセッションをさせてもらい、色々なことを学ぶことができました。毎年そうですが、体の理解が深まって来ればくるほど、色々繋がってきて面白くなりますね。このワクワク感が毎年あるので、本当に良い仕事をさせてもらっている、と感じます。今年も良い一年でした。 さて、今は年末なのに一年を締めくくるといった感じはあまりなく、自分の頭の中は12月28、29日に参加してきた、PRIのポスチュラル・レスピレーションの情報を自分の中で統合するプロセス中で面白いことになっています。個人的には、こちらのクラスの方が去年参加したマイオキネマティック・リストレーションのクラス(昨年参加した時のブログはこちら)より手技もあるし使い勝手が良いなという印象でした。ロルファーの人達にもオススメです。 そんな状態なので年末の締めくくりといった感じではなく、あえて今頭でグルグルと統合されていっている内容をここに書き残しておきたいと思い
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軸骨格と付属肢骨格
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2016年8月31日
  • 5 分

軸骨格と付属肢骨格

少しずつですが確実に秋の気配が感じられるようになってきたら、アメフトも日本のXリーグは開幕し、NFLもプレシーズンが始まりましたね。私の大好きな秋シーズンの始まりです。 最近色々共有したいことも増えているので、IMACの内容を含めて少しずつ体の仕組み、そして私がどう考えているかを紹介していこうと考えています。フィードバックを頂けると励みになるので、色々反応ください! さて、今回は骨格の分類方法として、軸骨格と付属肢骨格を紹介します。体全体を把握する際に大きな区分で覚えていくと楽ですし、他の情報を整理していく際にも便利です。 図の緑色の部分がそれぞれを表していますが、書き出していくと、 軸骨格 頭蓋骨、肋骨、胸骨 脊柱:頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨 付属肢骨格 上肢:肩甲骨、鎖骨、上腕骨、尺骨、橈骨、手根骨、中手骨、指骨 下肢:寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)、大腿骨、脛骨、腓骨、足根骨、中足骨、指骨 つまり、 軸骨格は体の中心。体の軸ですね(そのまんま!) 付属肢骨格は体の外側。肩や股関節など、大きな動きに関わってくる部分です。 体を表す単語を少し細かく
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トレーニングとロルフィング
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2016年7月10日
  • 3 分

トレーニングとロルフィング

「インクラインベンチのMAXが10キロも上がりました!」 ゴールドジムで本格的にトレーニングに励んでいるクライアントさんから、嬉しいフィードバックを頂きました。セッション一回での効果です!トレーニングしている人はわかるかも知れないですが、インクラインで10キロって凄いです。 パーソナルトレーナーの方に姿勢を見てもらい、色々とアドバイスをもらっているけれども自分の正しい位置がわからないのと、トレーニングをしている際に体に違和感も出てきたということでお越し頂きました。 セッションはIMACで可動域と働いている部分を確認しながらロルフィングを行わせてもらいました。 【胸郭の捻れと肩甲帯の関係】 一番ベンチプレスの挙上量に貢献したのは、胸郭の捻れが取れたことで、肩甲帯の安定した基盤ができ、大胸筋が確り働くことができるようになったことでしょう。胸郭が捻れると、肩甲帯も捻れるのは、以下の画像でイメージしてもらえると思います(IMAC上肢編より抜粋)。 体の状態を良くすることで挙上量が変化するというのは、筋肉の強さだけではなく、体の状態で発揮できるパワーが変化
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IMAC上肢編
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2016年3月28日
  • 4 分

IMAC上肢編

IMAC上肢編、二度目の開催でした。今回も札幌、東京と、遠方から参加して下さった方々がいました。ありがたいことです。将来的には私が色々なところに行ってIMACを開催できるようにしたいと思っていますが、まず当分は大阪での開催になるので移動費など負担がかかってしまいます。しかし、価値を感じてもらえている方には、これは東京からでも来る価値があります!といって頂けているので、コミットする価値はある内容になっているとは思います。アメリカに行って学ぶことを考えたら、安いですからね。 情報量と新しい見方でテンパる人も初めはいましたが、二日目には皆凄く上達していました。ただ今回、時々気になるコメント、ブログなどに書いてくれている表記でも少し考えていることが違うと思うところがあったので、ここに書いておきます。 私が違和感を感じるのは、「硬いところを緩める、リリースする」といった表現です。イントロ編では、手技によるアプローチでなぜ変化が起こるかのセオリーを神経的に説明しています。そのベースとなっているのは、ロルフィングのロバート・シュライプ博士の提唱している筋膜中の
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バイオダイナミクス
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2015年11月8日
  • 4 分

バイオダイナミクス

バイオダイナミクス・オブ・オステオパシーのフェーズ6の通訳でオレゴン州のアッシュランドに来ています。ジム先生のクラスの通訳は久しぶりな感じですが、元気そうで安心しました。 振り返ってみると、今回までの間にバイオダイナミクス関係は今年の6月にトム先生、1月にグレッグ先生、昨年の12月にベロニク先生とフランソワ先生、11月にバークシャーのスタディーグループと、かなりの数をこなしています。これだけバイオダイナミクスに触れていると、専門用語にも慣れてきて、ある程度どんな感じなのかもわかってきます。通訳としての参加であって、実際に自分が参加している訳ではありませんが、それでも色々と自分の中での変化も感じられます。 バイオダイナミクスは発生のプロセスが起こる発達・成長の力(治癒力と同じ)にアプローチすることで治療を行っていく方法です。現象として起こっているプロセスに介入しないのですが、プロセスを理解し、その現象に対して付けられている用語と経験した感覚を対応させていくことで、学ぶ人たちが共通の言語で話をできるようになります。例えば、ゾーンB(フルーイドボディ)
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脊索と横隔膜・大腰筋
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2015年8月5日
  • 1 分

脊索と横隔膜・大腰筋

TENの日の準備をしていて、脊索と原始線条の関係性などを見直していた時にふと思ったことです。 脊索(Notochord)は人間の場合は発生の段階で構造は消えてしまうので、成人では椎間板の中の髄核が残留物として残っている程度です。 話は変わって、この前のバイオダイナミクスのクラスでアシスタントとして参加されていたオステオパスの先生が、「献体解剖をしていると、大腰筋と横隔膜の脚は椎体には付着していなくて、椎間板だけに付着しているんですよ!」と興奮気味におっしゃっていました。写真を見せてもらう限り、確かに椎体ではなく椎間板に付着している感じでした。まぁ、ここでは椎体に本当に付着していないかどうかはともかくとして、、、 大腰筋と横隔膜の脚が筋膜的につながっていて、しかも椎間板に付着している。ということは、この二つは脊索とも深い関係があるのかも、と思いませんか?呼吸と密接な関係があり、潜在意識と顕在意識の架け橋である横隔膜。腰椎(腰椎椎間板?)前面と股関節を繋ぎ、前には腎臓、後ろには太陽神経叢がある大腰筋。ロルフィングのセッションでも、とても重要視され
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トップダウンモデルと考察色々
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2015年7月18日
  • 6 分

トップダウンモデルと考察色々

月曜日の夕食中に、突然腰がバキッ! ギックリ腰の逆で、腰椎3番が左に捻れていたのが、一気に本来の位置に戻った感覚でした。もちろん、ズレていたものの位置が急に変わったら周りの軟部組織(筋肉や靭帯)はビックリするので本調子ではないですが、嫌な感じは全くありません。 Facebookにその様子を書いていたら色々な反応があり面白かったのですが、その中で自分の考え、感想と明らかにズレているものもありました。そこで、今回のブログはどういうプロセスでそれが起こったと私は感じているのか、施術を受けていただく人にも参考になると思うので紹介したいと思います。 腰の変化前 まずオステオパシーでは、症状が出たらその36時間半前に何をしていたか振り返りなさい、と言います。今回は火曜日の夜7時ぐらいに起こったので、振り返っていったら月曜日の朝6時半ぐらいになるので、特別なイベントはなく、通訳も終わり久しぶりに朝に余裕があったのでまだ寝ていました。ただ、起きた時には、その前日に受けたローラ先生からのセッションのおかげもあり、「おぉ、やはり目覚めた時の体の感じが違う。得に胸の辺
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Dr. Ida Rolf Memorial
Hiroki Sato, MS, ATC, CR
  • 2015年6月10日
  • 7 分

Dr. Ida Rolf Memorial

数日前、Facebookのストラクチュラル・インテグレーション(SI)のグループでロルフ博士のメモリアルイベントがありました。私は参加できませんでしたが、後から様子を覗かせて頂いて、心温まりました。様々な往年のプラクティショナーが一同にロルフ博士に賛辞を送り、ロルフィング®について語る。それを聞いていて、ロルフィングを勉強しに行った時の事を思い出しました。新しいものを習う興奮と、ロルフ博士がみていた世界観を知りたいと思う一心でした。 FBのグループは、ロルフィングのグループではなく(それも存在していますが)、SIのグループとしてSIプラクティショナーの人たち全てが学校の垣根を越えてグループを形成しはじめています。ちなみに、ロルフィングとストラクチュラル・インテグレーションで何が違うかというと、ロルフィングはロルフ博士にちなんで付けられた通称で、ストラクチュラル・インテグレーションがロルフ博士が彼女のワークにつけた名称です。つまり、一緒のことです。ポータブルCDプレーヤー(ストラクチュラル・インテグレーション)とウォークマン(ロルフィング)のような
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