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軸骨格と付属肢骨格


少しずつですが確実に秋の気配が感じられるようになってきたら、アメフトも日本のXリーグは開幕し、NFLもプレシーズンが始まりましたね。私の大好きな秋シーズンの始まりです。

最近色々共有したいことも増えているので、IMACの内容を含めて少しずつ体の仕組み、そして私がどう考えているかを紹介していこうと考えています。フィードバックを頂けると励みになるので、色々反応ください!

さて、今回は骨格の分類方法として、軸骨格付属肢骨格を紹介します。体全体を把握する際に大きな区分で覚えていくと楽ですし、他の情報を整理していく際にも便利です。

図の緑色の部分がそれぞれを表していますが、書き出していくと、


軸骨格

軸骨格

頭蓋骨、肋骨、胸骨

脊柱:頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨

 

付属肢骨格

付属肢骨格

上肢:肩甲骨、鎖骨、上腕骨、尺骨、橈骨、手根骨、中手骨、指骨

下肢:寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)、大腿骨、脛骨、腓骨、足根骨、中足骨、指骨

 

つまり、

軸骨格は体の中心。体の軸ですね(そのまんま!)

付属肢骨格は体の外側。肩や股関節など、大きな動きに関わってくる部分です。


体を表す単語を少し細かく見ていくと、胸郭といった場合は胸骨、肋骨、脊椎で構成されるので、すべて軸骨格です。骨盤といった場合、仙骨は軸骨格ですが両脇の寛骨は付属肢骨格になります。ちなみに、寛骨は腸骨、恥骨、坐骨を合わせた部分の名称です。解剖学的名称は殆どのケースでとても賢くつけられているので、グループ分けの仕方とルールを覚えておくと暗記も楽になります。一般的に骨盤というと一つの骨のように理解されることが多いのですが、実はそうではないことを知っていると体の感覚も変化してきます。仙骨を中心に、寛骨が動く状態を骨盤と考えるか、一つのブロックとして考えるか。その理解の違いでボディーマップが異なってくるので姿勢や歩き方も変化します。試してもらうと面白いですよ。

動きに関しては、股関節(付属肢骨格)を曲げる動きと、体幹(軸骨格)の前屈の動作は、どちらかに制限があると、どちらかで補おうとしてしまいます。例えば、立位体前屈のような体を曲げて手を地面に近づける動きは体幹と股関節の両方を屈曲させていく複合的な動きですが、股関節の動きに制限があると過剰に体幹を曲げてしまうことがあります。逆も然りです。また、上半身でも胸郭(軸骨格)の動きと肩甲骨(付属肢骨格)の動きが分かれてくると腕が自由に動くようになってきます。背中は自分で触るのが難しいという理由もあると思いますが、肩甲骨と肋骨の違いが触られた時にわからない人も多いです。つまり、付属肢骨格での動きは付属肢骨格で、軸骨格での動きは軸骨格でキチンと分けて動けるようになっていくと体は楽になっていくのです。読んでいると、そんなの当たり前じゃん!と思うわけですが、実際にそれを自分の体で理解し、体験し、動かせるかどうかとなってくると、案外できない人が多いです。

ちなみに、ロルフィングの10シリーズを解剖学的に見ていくと、はじめの三回の表層セッションでは付属肢骨格の動きを軸骨格から分けていく感じで進めていき、4回〜7回のコアセッションでは軸骨格の動きを分化していきます。

また、IMACのイントロで学ぶ体全体を把握するための可動域評価でも、股関節と肩関節と中心に付属肢骨格と軸骨格との関係性をみています。

 

自分で感じてみよう!

この分類方法に従って体を内観していくことで、現在の体の状態を把握するにもとても便利です。私は息子の体を毎日この順番で触って、その日の状態を確認しています。自分で行う場合にどのようにするかというと、まず呼吸に意識を向けてから、頭からはじめて軸骨格に呼吸が入っていくのを感じていきます。

つまり、

頭→首→胸→腰→骨盤(厳密には仙骨と尾骨)と順番に降りていきます。